スポンサーリンク

ハンガリー国鉄の寝台列車とオーストリア連邦鉄道の特急を予約してみた

f:id:hackstudent:20170801121802j:plain

(画像引用:Our mission and future vision | MÁV-csoport

 

先日世界一周航空券を発券しましたが、旅程としてつながっていない区間がありました。

 

airnavi.hatenablog.com

 

 

総旅程が20,000マイルを越えてしまうがために、地上移動距離を増やすことで、総飛行距離を減らしたのでした。

 

ウィーン空港に降り立ったあと、ハンガリーまで特急を使って行き、一泊で観光をして寝台列車に乗ってミュンヘンに翌朝に着くという旅程です。

 

そこでハンガリーに行くまでとハンガリーからミュンヘンまでの電車の切符を購入しないといけないのですが、特にハンガリーブダペストからミュンヘンまでの寝台列車に乗ったという旅行記がほとんどなく、ハンガリー国鉄のサイトもかなり使いにくいので予約にはかなり苦労しました。

 

レイルヨーロッパなど代理店のサイトなどもありますが、少し高い気がして本家のサイトから予約してみました。今後東欧などヨーロッパの鉄道に乗る機会がある方は参考にしていただけると幸いです。

 

まずハンガリー国鉄から予約して行きたいと思います。

 

 

ハンガリー国鉄の予約

ハンガリー国鉄のサイトはこちらになります。

MÁV-csoport |

 

Googleで「ハンガリー国鉄」と日本語で調べても二番目に出てきました。

 

英語で「Hungarian Railways」と調べると一番目に出てきます。

 

右上で言語を、ハンガリー語、英語、ドイツ語に切り替えることができます。ここでは英語にしてみました。

 

f:id:hackstudent:20170801114810j:plain

 

Budapest→Munichと入力して次に進みます。 

 

f:id:hackstudent:20170801120814j:plain

 

ここで1等車(1st class)と2等車(2nd class)が選べますが、今回利用を考えているのは夜行列車なのでクシェット(Couchette)か寝台車(Sleeping car)となります。

 

クシェットというのは一般的には4人もしくは6人で同じコンパートメントに4台か6台の簡易ベットがあり、そこで寝るという形になります。

 

寝台車と書いてあるものはおそらく個室です。

 

一人旅ならクシェットの利用を考えますが、今回はふたりで移動しまので個室の利用を考えました。

 

基本的に料金は

 

4人クシェット(ひとり69ユーロ)

6人クシェット(ひとり79ユーロ)

2人部屋(ひとり89ユーロ)

 

となっています。このくらいの値段差なら個室を利用してしまいますね。9時間以上の旅程ですから。

 

ただしここでひとりで1人部屋を利用する場合ひとり149ユーロと値段が跳ね上がりますのでクシェットの利用がおすすめです。クシェットを利用する場合、2段ベッドもしくは3段ベッドがコンパートメントにふたつ向かい合っていることになりますが、下の段は一切プライバシーがないと思われるので注意が必要です。

 

旅行者の生年月日を入力して次に進むと、このような画面が出てきます。

 

f:id:hackstudent:20170801121000j:plain

「further information」の部分をクリックします。値段が若干高くなっていますね。おかしいなと思ってやり直したら安くなりました(笑)実際に決済をした値段はひとりあたり89ユーロになっています。

 

f:id:hackstudent:20170801165720j:plain

 

ENは今回乗る寝台列車Euro Night(ユーロナイト)の略です。ユーロナイトはヨーロッパ中を運行していて、便名に応じて様々な列車名がつけられています。愛称みたいなものですね。ちなみに今回乗るEN462と折り返しのEN463には「カールマーン・イムレ」というハンガリー出身のオーストリアの作曲家の名前が付けられています。ハンガリーオーストリア経由ミュンヘン行きの列車にぴったりです。

 

ユーロナイト - Wikipedia

エメリッヒ・カールマン - Wikipedia

 

そして次に進むと

 

f:id:hackstudent:20170801121016j:plain

 

 このような画面が出てきます。

 

f:id:hackstudent:20170801121011j:plain

 InformationとT&Cに同意して次に進みます。

 

f:id:hackstudent:20170801170547j:plain

 

このような画面が出てきますので、カード内容を入力します。

 

f:id:hackstudent:20170801170507j:plain

 

確認画面が出てきますので次に進みます。

 

f:id:hackstudent:20170801170710j:plain

 

三井住友カードの本人確認をおこなえば完了です。

 

f:id:hackstudent:20170801183611j:plain

 

購入が完了しました。予約番号が発券されましたので、印刷をして乗車するまでに駅の窓口で切符に変えないといけないそうです。事前にバウチャーを切符に変えてくださいとしつこく書かれていました。

 

2人で178ユーロ=55180フォリントですね。クレジットカードの明細を見ると日本円で2万3734円でした。

 

ちなみにレイルヨーロッパのサイトでは

 

f:id:hackstudent:20170801171331p:plain

 

こんな値段で売られていました。ふたりで4万5600円と倍近くします。なにか差があるのかもしれませんが、この先の画面から個人情報を入力しなければならないので先に進むのをやめました。

 

またドイツ鉄道(Deutsche Bahn)のサイトではユーロナイトの予約はできませんでした。たまたまなのかもしれませんが、旅程自体は出てくるのですがうまく予約ができません。

 

f:id:hackstudent:20170801172423p:plain

 

このように真ん中のユーロナイトは「To offer selection」となっていません。

 

つぎにオーストリア連邦鉄道(ÖBB)の予約に移ります。

 

オーストリア連邦鉄道の予約

f:id:hackstudent:20170801172931j:plain

(画像引用:ÖBB wollen Güterverkehr gesundschrumpfen « DiePresse.com

 

オーストリア連邦鉄道のサイトはこちらになります。

 

www.oebb.at

 

先ほどのハンガリー国鉄のサイトはシステムが古いような感じで使いにくかったのですが、こちらのサイトはデザインがおしゃれすぎて使いにくい印象です。シンプルなデザインのサイトが増えていますが、どこに何が書いてあるかわからない航空会社のサイトとかもありますよね。 

 

f:id:hackstudent:20170801173440j:plain

 

「Offers and Tickets」をクリックします。

 

f:id:hackstudent:20170801181721j:plain

 

日付を決めて「DONE」を押し

 

f:id:hackstudent:20170801181742j:plain

 

出発駅と目的駅を決めます。今回は「Wien Hbf (U) >BUDAPEST」をクリック

 

f:id:hackstudent:20170801173637j:plain

 

候補がいくつか出てきます、乗り継ぎの方が安いですが、重い荷物がある場合は少し高くても直行にします。時間帯によって料金が細かく分かれているのは日本と違いますね。

 

f:id:hackstudent:20170801173656j:plain

 

E-mailアドレスとカード情報を入力し、次へ

 

f:id:hackstudent:20170801173718j:plain

支払います。

f:id:hackstudent:20170801175844j:plain

こちらでも同様に本人認証があります。

 

これで購入することができました。ハンガリー国鉄のサイトは会員登録をしなければならなかったのですが、オーストリア連邦鉄道は不要でした。

 

さいごに

f:id:hackstudent:20170801182935j:plain

 

ヨーロッパの鉄道は実際そこまで安くはないのですが、日本の代理店や日本語のサイトを利用するのに比べれば安く購入できる印象です。特に移動用の寝台列車は日本ではもうほとんど走っておらず、珍しいのと宿代を浮かすことができるということで個人的にはぜひ利用すべきだと思います。ヨーロッパでもテロの影響や利用者が少ないことから減らしていく方向のようです。