今回は、機会があってイベリア航空のマイレージプログラム「Iberia Plus」からブリティッシュエアウェイズのファーストクラス航空券(ロンドンヒースローLHR→羽田HNDまでのBA0007便)を発券しました。
その経緯と今後の予定を記事にします。
イベリア航空のキャンペーン
事の始まりは、イベリア航空のキャンペーンでした。Twitterを見ていて、久しぶりにアメリカのマイレージ情報サイト「One Mile at a Time(OMAAT)」が盛り上がっているな思っていて、調べるとイベリア航空の航空券を買うと、航空券1枚につき9,000マイル(イベリア航空はAviosという)が貰えるというものでした。
上限は10区間で、最大90,000マイルということでネット上では「どの区間が安く発券できるか」や、「そもそも本当に加算されるのか怪しい」、「イベリア航空は相当に資金繰りが厳しいのではないか」といった様々な噂が流れました。
厳格なルールが公開されていたわけではなく、ターゲットもよくわからないキャンペーンなので憶測が憶測を呼び、ネットが荒れていたように思います。
そんな中、One Mile at a Timeのイベリア航空キャンペーンの記事は淡々と更新され続け、非公式Q&Aも作られていきました。
また日本のブログでもいつも拝見している「Up in the SKY」様が久しぶりに記事を更新しこの件を取り上げていました。
実際にお祭りキャンペーンに参加
私はいつもであれば、静観しているタイプなのですがなぜかこの時は参加してみようという気持ちになりました。キャンペーン期間の最後の方に10区間分の航空券を購入したことを覚えています。
キャンペーンで加算されるマイルは、期間限定で用途も制限されるものでしたが、比較的短期で加算されるものでしたので、ノーショ―前提で買われている方も多かったのではないでしょうか。
私はせっかくなら、スペインまでイベリア航空に搭乗しに行こうと考えていたので、最安ではないものの、1日で数回ピストンできる旅程を計画して購入しました。結果として今回考えた旅程はマドリード(MAD)とセビリア(SVQ)を2日間で5往復するというものでした。
購入金額は1区間あたり33.74USDと33.61USDで往路と復路で少しの差があるものの、ほぼ同じ金額で買うことができました。クレジットカードの明細を見るとそれぞれ日本円で3,792円と3,777円でしたので、合計で37,845円の出費でした。
この4万円近い出費は、90,000マイルが手に入ると考えれば安いものの、後出し条項が出てきてマイルが加算されないと、乗りに行くモチベーションも上がりませんしマイルが1区間につき500マイル加算されるだけなので(アメリカン航空アドバンテージに加算予定)、ほとんど不良債権化してしまいます。
こういう投機的なことはあまりしないのですが、ボーナスが出ることもあって加算されないことも念頭に置きながら買っておきました。
そして購入から1週間以上経った日、イベリア航空からメールが来まして、90,000マイルが加算されていることを確認しました。
ボーナスマイルの使い道について検討
さて、この90,000マイルが無事に加算されたのでこのマイルの使い道ですが、せっかくなのでファーストクラスで使いたいと思っていました。世界的にはファーストクラスのサービスは縮小傾向にあり、サービスを廃止する航空会社も珍しくありません。
今回はキャンペーンに乗って手に入れたあぶくマイルなので、贅沢にファーストクラスを使おうと考えました。そして今回のマドリードからの10区間ピストンを行うために、マドリードまでの航空券かマドリードから日本に帰ってくる航空券のどちらかに充てようと思っていました。
そうなると、ブリティッシュエアウェイズのファーストクラスに乗ってみたいとなり、乗るのであればロンドン発で、有名なコンコルドルーム(The Concord Room)を使ってみたいというのもありましたので、マドリード発ロンドン経由羽田行きののファーストクラス片道特典航空券を発券することにしました。
実際にブリティッシュエアウェイズのファーストクラスを発券
予約発券はイベリア航空のサイトから行います。イベリア航空とブリティッシュエアウェイズのマイルは相互交換ができるものの、今回のキャンペーンで手に入れたマイルはイベリア航空側でしか使えません。90,000マイルでは今回の旅程には少し足りないので、あらかじめ必要なマイル数はブリティッシュエアウェイズ側から移行しておきました。
マドリード発東京で検索します。Pay with Aviosにチェックを入れて
特典航空券の検索を行います。
いくつかの結果が出てきます。
ここで1番最後のロンドン―羽田のファーストクラスを選びます。ファーストクラスを選ぶと1区間目の欧州内短距離便であるマドリードーロンドンはビジネスクラスが自動的に選択されます。
この場合、必要マイル数は114,750マイルとなりました。欧州路線のビジネスクラスはそこまで魅力的ではないのと、今回はこの短距離区間をビジネスクラスにするとマイルが足りないので、この区間をマニュアルでエコノミーにします。
すると、6,250マイルほど必要マイル数が少なくなり合計で必要マイル数は108,500マイルとなりました。
諸税は272.47€となり、オプションとしてマイルとキャッシュの比率を選ぶこともできます。
予約が完了したので、座席指定を行います。1区間目のエコノミーは特典航空券でも座席指定の料金がかかるようです。13€かかるようなので、この区間は座席指定を行いません。
オンラインチェックイン時に指定することにします。2区間目のファーストクラスはさすがに座席指定ができました。
座席は2Aを指定してみました。
ちなみに、今回はマドリード発のロンドン経由の羽田行きですが、ロンドンの乗り継ぎを24時間以内にすることで、ヒースロー発よりも税金が安くなっています。
ヒースロー発羽田で検索した場合はこのようになっており、もちろんファーストクラスを選択することができ、その必要マイル数は102,000マイルとマドリードからロンドンまでのエコノミークラスの特典航空券の分安いのですが、税金が410.81€とマドリード発の場合に比べて138.34€高くなっています。
必要マイル数は4,500マイル少なくなりますが、17,000円ほど高くなってしまうのであれば経由便の方がおススメですね。
この旅程では、ヒースロー空港で憧れの「ザ・コンコルドルーム」を利用できることが楽しみです。期待するほどではないと言われる方もいますが、やはり体験してみないとわかりません。
また、ファーストクラスの旅程の場合スパの予約を搭乗28日前から行うことができますので、忘れずに予約をしたいと思っています。
発券した時期に休みが取れるかわかりませんが、もし乗れるのであれば人生3回目のファーストクラスになりますね。(旅程としては2回目)
人生初と2回目のファーストクラス搭乗記は、こちらの記事になります。