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JALマイルを使ってお得にバンコクエアウェイズに乗ろう

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(画像引用:Bangkok Airways - Asia's Boutique Airline

 

バンコクエアウェイズ(PG)という、日本においてはあまり馴染みのない航空会社があります。

 

この航空会社は、タイのフラッグシップキャリアではないものの、主にタイの首都バンコクからリゾート地や近隣諸国に路線を就航させています。

 

このバンコク・エアウェイズは近年話題の新興のLCCかと思われる方もおられるかもしれませんが、前身のサハコン・エアの設立は1968年と歴史の深い航空会社です。

 

以前は、日本への就航もしており広島福岡に路線を持っていたそうです。

バンコク・エアウェイズ - Wikipedia

 

なぜこの航空会社を取り上げたかというと、JALマイレージバンク(JMB)の会員であればお得に特典航空券を発券できるからです。

 

JALマイレージプログラムは提携航空会社の特典航空券でもディスカウントを行っており、使いやすいですね。他にはS7航空ラン航空アベルリンなどでもディスカウントキャンペーンを継続的に行っており、特定の路線への集中を避けてうまく分散させているような感じがします。

 

一方のANAはディスカウントもなければ、すべての提携航空会社で一律のマイル数を設定しています。ここのところはANAも要改善かもしれませんね。

 

そこで今回はJALマイルを使ったバンコクエアウェイズお得な路線や旅程を検証していきたいと思います。

 

 

まずはディスカウントキャンペーンの内容を確認

 

まずキャンペーンページで内容を確認します。(2017年11月追記:こちら終了してしまったようです。かなり長く続いていたキャンペーンなので、半永久的なキャンペーンだと考えていました。)JALマイルを使ったバンコク・エアウェイズの利用はあまりお得感がなくなってしまいましたので、以下は参考程度にお読みください。

 

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総旅程距離が

1~1,000マイル⇒5,000マイル必要

1,001~2,000マイル⇒10,000マイル必要

2,001~4,000マイル⇒18,000マイル必要

となっています。

 

特にお得な距離などはなさそうです。距離が2,001~4,000マイルの場合の割引率が21,000マイル⇒18,000マイルとあまりお得ではないように感じますが、それでも1,001~2,000マイルで必要なマイル数の2倍よりも少ない(総旅程距離は2倍)ので大差はないように思われます。

 

ちなみにバンコクエアウェイズの就航都市はこのようになっています。

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ハブとなる空港はバンコクスワンナプーム国際空港サムイ空港になります。

 

往復の総旅程距離ごとに見てみましょう。

 

往復総旅程距離1~1,000マイル

バンコクスワンナプーム)空港発

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バンコクを中心として500マイル以内の範囲を明るい円で示しています。 

 

北から順に

 

CEI:チェンライ(424マイル)

LPQ:ルアンパバーン(433マイル)

CNX:チェンマイ(365マイル)

LPT:ラムパーン(320マイル)

VTE:ヴィエンチャン(315マイル)

THS:スコータイ(244マイル)

RGNヤンゴン(372マイル)

REP:シェムリアップ(212マイル)

TDX:トラート(153マイル)

PNH:プノンペン(322マイル)

USM:サムイ(297マイル)

HKT:プーケット(424マイル)

KBV:クラビ(419マイル)

 

となります。

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例えばラオスルアンパバーンなどに行く場合は航空券が比較的高いので、バンコクエアウェイズを使うのがいいですね。

 

ミャンマーなども同様に買うと航空券が高いです。

 

サムイ空港発

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サムイを中心とした500マイル以内の範囲を明るい円で示しています。 

 

UTP:ウタパオ(226マイル)

HKT:プーケット(155マイル)

KBV:クラビ(136マイル)

KUL:クアラルンプール(470マイル)

 

サムイからだとクアラルンプールまで行くことができ、例えばサムイ⇒クアラルンプールで距離は470マイルになります。

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その他

 

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チェンマイ

 

CNX-MDL:チェンマイマンダレー(286マイル)

CNX-HGN:チェンマイーメーホンソーン(75マイル)

CNX-RGNチェンマイヤンゴン(228マイル)

 

なんとチェンマイからメーホンソーンまでは区間マイルはわずか75マイルで、45分間のフライトです。

 

この区間の料金は890タイバーツ日本円にして3,000円程度です。(うち税金など100バーツ

 

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さすがにこの区間だけで5,000マイルを使うのは憚られるので、例えばバンコクチェンマイ⇒メーホンソーンと使うのがいいかもしれません。

 

プーケット

 

HKT-UTP:プーケットーウタパオ(365マイル)

HKT-HDY:プーケットーハートヤイ(166マイル)

 

片道500マイル以内の旅程になります。 

 

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往復総旅程距離1,001~2,000マイル

バンコクスワンナプーム)空港発

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DACダッカ(963マイル)

MDL:マンダレー(639マイル)

NYT:ネピドー(508マイル)

DAD:ダナン(525マイル)

 

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JALのマイル計算機ではNYTが設定されていないようで、BKK-NYTの区間マイルは

Great Circle Mapperで調べています。

 

サムイ空港発

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CNX:チェンマイ(645マイル)

SIN:シンガポール(627マイル)

 

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その他

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CNX-HKT:チェンマイプーケット(マイル)

 

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もうここら辺になってくると正直全く需要がない気がします。日本人でプーケットからチェンマイチェンマイからプーケットに行く人はほとんどいないでしょう。どっちも日本からだと乗り継ぎで行く都市ですから。バックパッカーの方は確かに使うかもしれません。しかし今までバックパッカーの方でマイル詳しい人にほとんどあったことありません。だって普通に考えるとLCCを使いますからね。

 

マイル使って贅沢にバンコクエアウェイズ乗ってチェンマイからプーケット行く!という稀有なバックパッカーの方のためにここに情報を載せておきます。

 

往復総旅程距離2,001~4,000マイル

 

バンコクスワンナプーム)空港発

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BOM:ムンバイ(1878マイル)

MLE:マレ(1967マイル)

 

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サムイ空港発

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CAN:広州(1294マイル)

HKT:香港(1273マイル)

 

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USM-CANは同様にGreat Circle Mapperを参照。

 

さいごに

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(画像引用:Bangkok Airways adds more flights between Bangkok and Phnom Penh - Bangkok Airways

 

いかがでしょうか、バンコクエアウェイズの特典航空券はマイナーな都市に行く場合は比較的重宝すると思います。

 

また普通席の利用でも一般客の為のラウンジが使えるので、LCCに比べればかなり快適な旅行になると思います。実際に旅程を組む場合はLCCと比較してコストパフォーマンスなども考えながら、発券したいですね。

 

今回調べたのは単純旅程だけですので、もっと複数都市を訪問する場合や、乗り継ぎで利用する場合はもっと選択肢が増えることになります。モデルプランの作成やサーチャージなどを含めた総額などはしていないので、実際に発券する機会があればもう少し詳しく追記していきたいと思っています。

 

ちなみにサーチャージは高いみたいです。

www.kankeri02.com

 

バンコクエアウェイズのラウンジや会員などの情報についてはこちらの記事が参考になります。

 

www.bousaid.com