トロント空港に着いてナイアガラの滝に向かいます。
空港からナイアガラの滝までの交通手段は以前記事にしました。
今回は、旅費を切り詰めるためにUPエクスプレス→メガバスという流れでナイアガラの滝まで行きましたが正直言うと、ナイアガラエアバスを使ったほうがいいのではないかと思いました。それほど荷物を持っての乗換がきつく距離がありました。
今回トロント空港では、大きな荷物はピックアップする必要はなく、次の目的地であるサンフランシスコまで通しで預けているのですが、背負っているリュックサックはパソコンやロンドン泊およびトロント泊の着替えが入っているため重く、これを持ったままナイアガラの滝までは行きたくありません。
そこで本日泊まるホリデイイン・エクスプレス(Holiday Inn Express & Suites Toronto Airport West)に荷物を置いてからナイアガラの滝に向かうことを考えました。しかしホテルに電話をしてみると、ホテルと空港をバスが巡回しているわけではなく、宿泊客からの電話やロビーでのリクエストでバスを出しているそうです。また、場所も遠く電話をかけてから15分から20分ほど時間がかかるようで、ホテルを往復してチェックインすると軽く1時間近くかかると見積もり、そこまで時間の余裕がなかったのでそのままナイアガラの滝まで行くことにしました。
荷物は重いですが、メガバスの発着するバスターミナルまで行けばロッカーがあることは確認済みです。今回はトロント・ピアソン国際空港にはフリーWi-Fiがあり、スカイプ電話をすることができました。最後にシャトルバスは24時間利用できることを確認して電話を切りました。
UPエクスプレス
カナダドルをとりあえず3000円分両替して、まずはUPエクスプレスでユニオン駅まで向かいます。UPエクスプレスの利用料金はクレジットカードで支払えます。片道12ドルでしたが、先ほど調べたら少し値上がりしていて12.35ドルになっていました。(2017年9月現在)
UPエクスプレスは綺麗な車両が使われていました。
英語とフランス語の併記ですね。
この車両ですが、よくよく見てみると日本製です。
こちらはJR東海(東海旅客鉄道)の子会社である日本車両製造が作っています。25分ほどしてユニオン駅に到着です。
メガバス
ここからバスターミナルまで地下鉄+徒歩で行こうとしたのですが、地下鉄の切符はクレジットカードが使えないことがわかり、現金を減らしたくないのと距離も1キロちょっとなので歩くことにしました。荷物があったら追加で両替をして地下鉄を使っていたと思います。日帰り観光ですと、カナダドルへの両替はかなりためらってしまいます。カナダドルは特に使い道もありませんので。
15分から20分ほどしてトロントのバスターミナルに到着しました。 時間もないのでロッカーに荷物を預けてメガバスに乗り込みます。ロッカーの利用代金は5カナダドルです。5ドルを機械に入れてロッカー用のトークンにします。
ロッカー用のトークン交換機
バスに乗り込むと約2時間の行程です。PM2:00に出発し、PM3:50にナイアガラの滝バスターミナルに到着です。バスの車内は結構速いWi-Fiが飛んでいました。ただ、やはり前日の睡眠不足がここで効いてきて、寝てしまいます。寝ること自体は問題ないのですが、今回私はナイアガラの滝の事については一切と言っていいほど調べていませんでした。その事前のリサーチ不足のためバスが到着してからびっくりすることになってしまいました。
メガバスの車内(帰路で撮った写真)
ナイアガラの滝バスターミナルに到着です。
ナイアガラの滝
お恥ずかしい話なのですが、このバスターミナルに着いたら目の前にはナイアガラの滝の絶景が広がっていると思っていました。いや仮に少し歩いたとしても、滝はもう見えていて、親切な案内看板があちこちにあると思っていました。
しかし、どこにも滝は見当たりませんし、大瀑布の音も一切聞こえません。あるのはユニオン駅からシーズンに1往復出ている列車が止まる駅だけです。
看板も特にありませんし、先ほど到着したバスターミナルもこじんまりとして、20人ほどが座れる椅子があるだけです。困りました。
数人が近くにあるバス停に並んでいました。これに乗るのでしょうか。
仕方ないので、バスターミナルの受付にいた人に聞いてみることにしました。「えーっと、滝はどこ?どうやって行くの?」と予想外のことが起こり若干パニックになりながら尋ねます。
すると親切に3パターンがあることを教えてくれました。
・歩いて行く(3キロちょっとで30分)
・ローカルの路線バスを使う+歩き(歩く距離は10分くらい)
・観光用の巡回バス(一番便利、ひとり7.5ドルで24時間有効のフリーチケット)
トロント空港まで帰る体力を計算して一番最後の選択肢を取りました。後で撮った写真ですが、このようなバスに乗ります。
公式サイトはこちら
WEGO Niagara Falls - The Ride to Fun, Visitor Transportation System
ナイアガラの滝に自力で行くことを考えている人はぜひチェックすべきです。
「GO/VIA Station & Bus Terminal」で乗り、「Hornblower Niagara Cruise」で降りました。
そしてようやくナイアガラの滝にたどり着きました。
写真では伝わりにくい部分もあるかもしれませんが、圧巻の眺めです。
眼下に観光船「霧の乙女号」が見えました。いまは「ホーンブロワー・ナイアガラクルーズ」と呼ぶそうです。
もちろん乗船します。
向こうがアメリカ滝です。
アメリカ側には様々なアトラクションがあり、面白そうです。
カナダ側から乗るお客さんには赤いポンチョが、アメリカ側から船に乗るお客さんには青いポンチョが配られます。
虹が見えてきました。これだけの霧があるといたるところで虹が見られます。
カナダ滝に近づいてきました。
これ以上は生身のiPhoneでの撮影は少し怖かったので、撮影していません。スマホ用の防水ケースを持参することをおすすめします。
滝の下まで行って、折り返しました。
あちらはアメリカ側の船ですね。
船を降りて今度は滝を上から見ます。バスを使ってもいいですし、この距離なら歩くこともできます。
滝の真上にやってきました。すぐそこから水が流れ落ちています。
滝の上であっても水しぶきがすごく、常に雨が降っているような感覚です。
物凄い水量が流れています。
ちなみに奥に見える橋でアメリカまで渡ることもできますよ。
滝の目の前にあるマリオットです。ここに泊れば部屋から絶景が見られるのでしょう。
お腹が減ったので、遅めの昼ご飯にしました。「Tim Hortons」というカナダで有名なファストフードのお店です。
サラダとサンドイッチを注文しました。
お土産物屋を見てもあまり惹かれるものがなく、仕方ないのでハードロックカフェで「Niagara Falls」と小さく書かれたトートバッグを購入しました。他のお土産物屋ではナイアガラの滝を前面に押し出したものが多く普段使いできるものは無い印象でした。
この後メガバスに乗ってトロント市内まで帰ります。 行きと同様にバスターミナルからユニオン駅までは歩きました。ここはトロントの金融街になっているようです。
金融機関のオフィスが多くありました。
夜のユニオン駅。時間はもう23時を過ぎています。
ここからトロント空港まで戻ります。
ホリデイイン・エクスプレス
「Holiday Inn Express & Suites Toronto Airport West」というホテルに泊ります。
空港まで戻りホテルにシャトルバスを頼んで20分ほどして、バスが来ました。ここからは15分ほどかかります。正直リニューアルオープンしたばっかりのようで新しいのですが、場所の便が悪くあまりおすすめしません。
3時間足らず寝るためだけに約1万円払うなら空港で夜を明かしても良かったかなというような気もします。
ちゃんとしたデスクもあり、作業するには良さそうです。
このまま起きていてもいいのですが、明日はエコノミークラスで5時間以上かけてサンフランシスコに行きますので、シャワーを浴びてすこしでも寝ることにしました。
長い長い一日でした。