グランドプリンスホテル広島
広島に着いた翌日の昼過ぎにグランドプリンスホテルに向かいました。広電の元宇品口駅からバスで向かいます。
元宇品口駅から歩いても行けないことはないですが、1.5キロくらいあるので徒歩で20分程度かかってしまいます。バスは昼間でも30分以上来ない時があるので、広島駅からの無料シャトルバスなども含めてあらかじめ、スケジュールを決めておいた方がいいホテルだと思います。
ホテルに着いたのは14時30分でした。チェックインの列はかなり並んでいました。チェックインをすると部屋はなんとクラブフロアのスイートルームを割り当てられました。
基本的に18階のクラブラウンジは、クラブフロアの客室とスイートルームの宿泊者が利用できるようになっています。
(画像引用:グランドプリンスホテル広島 クラブフロアリニューアル&クラブラウンジ誕生)
今回はプリンスポイントを利用してスイートで予約していたので、部屋は107平米と広いことは確定なのですが、有償場合ではなくポイントで宿泊する場合もクラブラウンジが利用できるかは謎でした。ただ今回は18Fのクラブフロアのスイートルームに泊まれることになったので、どちらにしてもクラブラウンジが利用可能ですね。
確認はしていませんが、ポイントでクラブフロア以外のスイートルームに宿泊する場合も、クラブラウンジは利用可能だと思います。
チェックインが終わるとベルスタッフが部屋まで案内してくれます。こういったサービスは慣れていないので恥ずかしいですね。1800号室の部屋の前まできました。
107平米のクラブフロアスイートルーム
お部屋に入るとやはりスイートルームなのでお部屋は広く開放的です。18Fのこちらの部屋は2人用のスイートルームになります。スイートルームは同じ広さで6人利用が可能な部屋もあるので贅沢に部屋を使うことができます。その場合はベットが4つあるので、布団を敷くのだと思います。
館内はこのように三角形の造りになっており、左下の角の部分がスイートルームになっています。
こちらの部屋のレイアウトはこのようになっており、瀬戸内の海が一望できます。部屋の中には角にポツンと流し台があり、その下はミニバーとなっています。ミニバーの近くにはコーヒーマシンも置かれています。
角にある流し台とミニバー
コーヒーマシン
4杯分のコーヒーが用意されていましたが、クラブラウンジにエスプレッソマシンがあるので利用はしませんでした。
2人用の部屋ですが、4人用のテーブルやソファーがあります。
ちなみにこちらは洗面台とお手洗いの写真なのですが、お手洗いは2つありました。
スイートルームのカードキーです。
こちらは寝室で、シングルベットが2つくっついて並べられていました。カーテンは閉められていましたが、開けるとオーシャンビューの寝室となっています。
最初部屋に入った時はカーテンが閉められている状態でした。
リモコンでカーテンを開けるとオーシャンビューの寝室となります。
お部屋の中央に置かれている4人用のテーブルです。
シンプルな造りだとは思いますが、内装はモダンで古臭くはなく碧いクッションや内装が部屋に映えます。
昼の時間でもカーテンを全部閉めるとガラッと印象が変わります。
この部屋の特徴としてはオーシャンビューのバスルームがあることです。こちらも最初はシェードが下げられていますが、
シェードを上げると海が見えます。
部屋の真下にはプールがあり、スイートルーム宿泊であれば17時までは無料で利用できますが、17時以降はナイトプール利用になり有料となります。
お部屋の様子がわかるように、レイアウトに写真を載せてみました。素晴らしいホテルステイになりそうです。
部屋で写真を撮り、しばらくくつろいだ後にクラブラウンジへと向かいます。ちなみにスイートルーム・クラブフロア宿泊の特典としては、
・18Fクラブラウンジ
・3F広島温泉「瀬戸の湯」(宿泊者専用 通常2,000円)
・3Fフィットネスジム(宿泊者専用 通常2,100円)
・1F屋外プール(宿泊者専用 通常1,080円)
が無料で利用できるということです。
18Fのクラブラウンジでアフタヌーンティー
18階のエレベーターホールの目の前にクラブラウンジはあります。アフタヌーンティー利用は14時から16時までです。
クラブラウンジの中央にはスイーツが置かれています。ケーキが2種類、シュークリーム、スコーンが2種類であとはチョコレートやナッツなどがありました。
ワイン類は赤が2種類、白が2種類、スパークリングが1種類でした。
スミノフやジャックダニエル黒など、定番といえば定番でアフタヌーンティーらしくはないのかもしれませんが、バリエーションがあるのはいいですね。
ケーキと紅茶のスコーンとシュークリームを取り分けて、飲み物はカフェラテにしました。紅茶のスコーンは美味しかったです。他にもチーズのスコーンがありましたが、クセが強そうだったので遠慮しました。
「エスパス」というスパークリングワインでした。エスパスとはフランス語で宇宙や空間の意味です。この言葉は娯楽場をイメージしてしまいますね。余談ですが以前はエールフランスのビジネスクラスを「エスパス・アフェールクラス」、ファーストクラスを「エスパス・プルミエールクラス」と呼んでいたみたいですね。
こちらのクラブラウンジの窓側は市内に面していて、広島市内を一望できます。
内装や小物も明るい色で統一されていて、こだわりが感じられます。2016年夏にリニューアルオープンしたそうなので、まだかなり新しいですね。
外国から来られたお客さんも結構いました。宮島に行くのであれば、このホテルは広島港に近いので選択肢としてはありだと思います。
クラブラウンジのイブニングカクテルタイム
アフタヌーンティーの時間が16時で終わってしまった後は、自室に戻りくつろいだりブログを書いたりしていました。ディナーは22Fの「ステーキ&シーフード ボストン」で予約していましたが19時半からなので、その前にラウンジのイブニングカクテルをのぞいてみました。
こちらの景色はグランドプリンスホテル広島がある宇品島となっています。手前に見えるのはフットサルコートです。
イブニングカクテルということでお酒に合う料理が提供されています。
鴨肉のスモークやチキンのキッシュなどがあり、無くなると別のオードブルが並んでいました。しばらくすると最初にはなかったピンチョスなどもあり、少しづつ多くのつまみを提供しているのかなと感じました。
鴨のローストとキッシュと生ハム、これからディナーのコースなので前菜にしては食べすぎてしまいました。
ちょうど、食事時だったのかお客さんはあまりいない印象です。
続いてレストランに向かいました。
22Fのレストラン「ボストン」で夕食
こちらのレストランも今回プリンスポイントで予約してありましたが、必要ポイント数はひとり3,000ポイントということで、どれくらいの料理が出てくるのか未知数でした。予約をしたのは10日前くらいでしたが、既に19時からの席はないということで、19時半にしてもらいます。
それなりに食事に期待はしていたのですが、部屋で見つけたパンフレットに「宿泊者限定ディナー」というものがありまして、これが20時からの利用に限られるもののちょうど3,000円だったのでこれが提供されるのかなと思ってちょっと残念に思いました。同じ値段なら価値の高いプリンスポイントよりもカードや現金で支払いたかったからです。
22Fに着き、名前を伝えるとしばらく待つように言われました。そこで案内されたのがこのウェイティングルーム。ここで席に案内されるまでここで待つのですが、広い部屋に1組だけで待っていても落ち着きませんでした。
景色が良く、ディナーへの期待も高まります。
実際に案内された席は窓際ではなかったので景色は楽しめませんでしたが、席に着くと本日のメニューについての案内がありました。どうやら宿泊者限定のメニューとは違うようです。
あとで調べてみると「シーズナル」というディナーコースのようで、通常料金はひとり当たり6,600円(SEIBU PRINCE CLUB会員であれば前日までの予約で5,940円)のようです。食事券でも1ポイント当たりの価値が高く使えるのでお得感がありますね。特に外資系のホテルブランドのポイントだと、食事に使っても全くお得ではないはずです。
「レモンムース サーモントラウトのココナッツ風味 マンゴーのエスプーマを添えて」
パンもサーブされます。おかわりもできますが、イブニングカクテルで少し食べてしまったので、追加で注文はしませんでした。
「ガスパチョスープ ジュンサイを浮かべて」冷製のトマトのスープです。
「牛サーロインのローストビーフ」400gのボリューム感のあるローストビーフとホタテの貝柱、殻ごと食べられるソフトシェルシュリンプのグリルです。
数切れお皿にとって食べてを繰り返してもなかなかなくなりませんでした。400グラムはかなりのボリュームです。ローストビーフをこれだけ多く食べたことはないので、最後の方は同じ味ばっかりになってしまいましたが、お肉が柔らかかったので完食できました。
食後に紅茶を頼みました。
「ピーチメルバ 2種のジュレ添え」アイスの下にレモンとピーチのジュレが添えてあります。
夏季期間はナイトプール開催中
こちらの写真はロビーの写真です。開放的な吹き抜けで豪華なロビーになっています。結婚式などでも利用するのでしょうか。
ロビーは2階までの吹き抜けとなっていて、プールを使いたい場合はロビー経由でプールを利用できます。プールの利用時間は9時から17時までとなっており、夏季期間中は17時からCanCamとコラボしたナイトプールとなっています。
通常のプールの営業時間(9時から17時)は、クラブフロア・スイートルーム宿泊者は無料で利用でき、水着のレンタルなどもあるそうです。ナイトプールは18時以降の当日券は女性3,900円、男性5,700円でカップル利用の場合は8,500円とかなり強気の値段設定です。宿泊者の場合はひとり当たり2,500円ですので、割引にはなっていますがそれでも結構な値段ですね。
ナイトプールを利用しようと考えていたのですが、ナイトプール時間帯は水着のレンタルがないということで断念しました。ただホテルの方に、ナイトプールの様子をご覧になられますかといわれたので、その雰囲気を見てみることにしました。
インスタ映えするような、浮き輪やボールがあり皆さん写真を撮っていました。広島の港の近くにインスタスポットがあるのも面白いですが、結構多くの方が来られていいました。長居するのも変なのですぐにプールを後にしました。
3F広島温泉「瀬戸の湯」に入浴
ご飯を食べてプールを見た後は、お風呂に行くことにしました。3Fが女性用で、2Fが男性用のお風呂となっています。
さすがにお風呂の写真を載せるわけにはいかないので、公式ホームページにあるレイアウト図を載せておきます。露天風呂を含めて、3つの浴槽があります。
この温泉施設のすごいところは広い待合室兼休憩所があることです。家族連れで来ても先に部屋に帰るということをしなくても、風呂と同じフロアにあるこの待合所で待つことができます。
座椅子や普通の椅子があり、スペースもかなり広いです。
雑誌などもあり、近くには瓶牛乳の自販機もあり、最高でした。
クラブラウンジの朝食はパンが充実
翌朝は、カーテンを閉めずに寝ていたので日の出の光で目覚めました。昨日からずっと沖に停泊していた商船三井の船が入港していきます。
朝ごはんを食べるために、またクラブラウンジへと向かいました。
想像していたよりは朝食も充実していて、定番のソーセージやベーコン、スクランブルエッグに加えて、魚なども用意されていました。
鯛の切り身が淡泊で美味しかったです。
温野菜も種類が多いです。
フルーツも4種類あります。
このクラブラウンジでの朝食ではパンの種類が本当に充実していました。クロワッサンやパンオショコラを始めとして8種類くらいのパンがありました。5種類くらいのパンを食べましたが、それだけで結構お腹いっぱいになります。
早く起きたものの、朝食を食べに行ったのは遅い時間だたので利用客はほとんどいませんでした。
部屋に戻ると、今日は本当にいい天気でマリンスポーツを楽しんでいる方がいました。海の遠くの方まで見えます。
この元宇品は開発がそこまでされていなく、手付かずの自然が残っているところも多いみたいで、最近放送されているドラマの「この世界の片隅に」のロケ地となっています。ドラマで「江波」とされているところはこの「元宇品」で撮影されているそうです。
プリンスホテルのプラチナステータスがあればもっと快適
今回はグランドプリンスホテル広島のスイートに宿泊ということで快適なホテルライフを過ごせました。ただ、プリンスホテルのステータスがあればより一層快適なのにと感じることはありました。
プリンスステータスの「プラチナ」を所持していれば、朝食が無料だったりウェルカムギフトがもらえたりします。クラブラウンジが使えるので関係ないような気もしますが、少なくともグランドプリンスホテル広島の場合、朝食券はランチ券としても使えるようで、チェックアウト日にランチをいただくことができるのはいいなと思いました。
私は、SEIBU PRINCE CLUBセゾンカードの平会員なので、このプリンスステータスのプラチナには憧れますが、基準であるプリンスホテルで年間50万円の決済はハードルが高そうです。
今回のようなプリンスポイントでの宿泊でもステータスを所持していればさらにサービスが受けられて、より快適に過ごせると思いますよ。
まとめ
今回はグランドプリンスホテル広島の107平米のスイートルームにポイントを利用して宿泊しました。プリンスポイントでスイートルームに宿泊できるホテルはそこまで多くありませんし、ラウンジアクセスが使える宿泊券もなかなかありません。
しかも今回の必要可能ポイントは15,000ポイントとかなりリーズナブルです。スイートに宿泊出来て、クラブラウンジにアクセスが出来て、プールやフィットネルジム、そして温泉施設まで使えるのですから至れり尽くせりです。
また今回、プリンスポイントを利用した食事券も利用してみました。安いコースではなく、普段なかなか手が出ない価格帯のディナーをポイント利用でいただくことができました。丸一日の滞在で、宿泊費も食事代も全くかかっていないので、ホテルで少しはお金を使わないとと考えていましたが、キャッシュアウトは全くしませんでした。
今回ポイント利用で、泊まったホテルがとてもよかったので今後どこに泊まろうか迷ってしまいますが、今後もポイントを貯めて「プリンスホテル&リゾーツ」に泊まる機会を増やしていきたいと考えています。